ご挨拶

クラシック音楽はさまざまな古典文化同様、たくさんの方々に愛され、求められてきたからこそ今残っているのだと思います。その大切な音楽文化と偉大な作曲家達の想いを伝え残していくことが、私達演奏家の責務だと考えております。そして、大切な音楽を残す為には裾野の拡がりが不可欠です。『クラシックは堅い、敷居が高い。』などのお声はよく耳にします。その反面、『聴いたことはないけれど、きっかけがあれば生演奏を聴いてみたい。』というご意見も多々伺います。お子様連れのお母様方など、『行きたいけれど、未就学児お断りの演奏会が多くて…。』という方々もたくさんいらっしゃると伺っております。このようなお声をお聴きするにつれ、多彩な企画が求められていることを実感すると同時に、より多くの方々にコンサート情報をタイムリーにお届けする方法も見直さなければならないのではないかと思うようになりました。精魂込めて準備したコンサートでも広く皆さまにお聴きいただくことができなければ、その価値は十分には実現いたしません。『必ずしもクラシック音楽に詳しくはないけれども、きっかけがあれば生演奏を聴いてみたい。』とおっしゃる方々にもお楽しみいただけるよう、クリエイターとして責任を持って「本気・本物」の演奏をご提供いたします。もし、ご興味をもっていただけるようでしたら、何卒ご支援くださいますようよろしくお願い申し上げます。

プロフィール

3歳よりヴァイオリンを始める。
全日本学生音楽コンクール第1位。
桐朋学園大学卒業後、ヨーロッパ各地の音楽祭などで研鑽を積む。
イタリア・シエナのキジアーナ音楽祭にてファイナルコンサート出演キジアーナ・ディプロマ賞を受賞。イタリア・グッビオ国際 Duo コンクール入選。

2005 年より活動の拠点を関西に移し、クラシック音楽の素晴らしさを聴衆の皆さまと一体となって味わえるよう、お話や演出にも趣向を凝らした自主公演の企画に力を入れている。
ピアニスト多川響子と共に 2016 年ルーマニア、2017 年東京、神奈川、名古屋、2018 年大阪にて Duo リサイタル開催。
また『四次元三重奏団 vol.1&vol.2』『琥珀 vol.1&vol.2』の計4枚の CD をリリース。
また、2019 年 1 月には初のソロアルバム『SAYAKA MABUCHI SOLO RECITAL』を発売。
現在「Duo Moon Stones」「四次元三重奏団」「ヴィクトリア・アンサンブル」等の室内楽ユニットをはじめ、ソロやオーケストラでも活動。
ヴァイオリンを小国英樹、原田幸一郎、工藤千博、田辺良子各氏に師事。大阪府出身。

シンボルマークの制定

人類が始まって以来つむぎ続けているアート。中でもルネサンス以降の音楽の流れを現代にまで引き継いでいるクラシックの名曲と、それらをこよなく愛する人たちを一つのアート空間に包み込み、その魅力を伝えていくスピリッツを表すクラシカルでエレガントなデザイン。
装飾的なフォルムが細部まで洗練された音楽的要素を、また、上品かつ清々しいピンク色が馬渕清香のもつ華やかな魅力を表現しています。